2009年3月30日月曜日

桜木町駅中にあるギャラリー「創造空間9001」がアツい

横浜開港150周年を控えて盛り上がっているみなとみらい地区。

4月28日から始まる開港際に先駆け、各地で様々なイベントが行われているのだが、横浜市が特に力を入れているのがアート関連の行事。

その一環としてできたらしいJR桜木町駅の中にあるイベントスペース「創造空間9001」は、通りがかるたびに色んな企画を行っている。

先々週はブレイクビーツ系のクラブパーティーだったが、先週の日曜は多摩美術大学情報デザイン学科が主催する展覧会が開かれていた。


「augmented B. ~躍動するビットたち~」というタイトルのこの展覧会ではメディアアートを主軸に学生達がそれぞれの作品を展示、実際に触れて体験できるというもの。

ちょうどAMNが主催する拡張現実関連のセミナーに行くところで、通りがかりに「augmented」という言葉を目にしたので、吸い込まれるように中へ入っていってしまったのだが、どれも学生の作品とは思えない凝ったものばかり。

その中でも面白いなと思ったのが、大西義人 & Sebas-chanの「FIZZY」という作品。





スプレー缶の形をしたインターフェイスを画面の前で操作すると、実際にスプレーを吹きかける音と一緒にスクリーン上に色が塗られていくというもの。

俺が前から実現したいと考えているAR Graffiti Artを実際にやったらこんな感じかも!とちょっと期待してしまう。

その他にもマイクの前でしゃべると音声認識でネット上から関連するサウンドファイルを検索し自動で再生するという「Prepend : Scenery」や、Yahoo!ニュースを床の上に一定感覚でずーっと印刷し続ける「Vagueness」など、面白い作品がたくさんあった。

今後もここの展示会があったらぜひ行って見たいと思う。


ちなみに4月12日には9001で俺の相方が一人でVJやるのでお暇な方は遊びに行ってみてくださ~い。


創造空間9001のWebサイト

2009年3月23日月曜日

ARについて メモのまとめ

先週のGEEKSTAで交わされたARの話を忘れないうちにまとめておく。

こんな感じだろーか??




拡張現実はまだまだ技術的にもサービス的にも発展途上なので、まだどんな活用の仕方が最適なのかは見えないのが現状だと思う。

ARToolKitを使ったデモを初めて見たときは、マーカーを認識することが前提なのかとも思っていたが、セカイカメラやSR Engine、PTAMのような技術/サービスが日常的に使われる風景も、どんどん現実味が増してきている。


自分達のような“使い方”を考えたり提案したりする側の人間は、どうしても環境がある程度整った後でないとさわれないと考えがちだが、そんな臆病な僕らを横目に、新しい使い方を自分達で遊び半分で作って、知らず知らずのうちに世の中のニーズを掘り起こしてしまう
GEEKたち(ポジティブな意味で、あえて呼ばせてもらいます)はどんどん先へ行こうとしているので、置いていかれないようにこちらもがんばらなくては、と改めて感じた会だった。

東芝がアキバの店頭サイネージとYoutubeを連動させた世界初の試み

アキバのヨドバシで、東芝が世界初の施策を行う、ということでさっそく体験しに。

デジカメのUSBケーブルが見つからないので写真は後日アップするとして、
とりあえず誰かが上げたYoutubeの動画と一緒にご報告。






アキバの駅前のヨドバシにある大型ビジョンに、30分置きに15分間ゲームが表示される。

ゲームはシンプルな陣取り合戦で、特定の電話番号に電話するとゲームに参加することができ、参加者はペンキのキャラクターを操作して画面上の陣地に色を塗っていく。

縦か横しか塗ることができないという条件で、どれだけ多くの陣地を自分の色に塗れるかで勝負。

同時に参加できるのは5人までで、つながったら数字の「4」と「6」で横移動、「2」と「8」で縦移動、「5」で塗る、といった感じで操作する。

この方式であれば過去にアメリカでMegaphoneというサービスを使ったサイネージ・ゲームがあったが、今回東芝が“世界初”と歌っているのは、このゲームに参加できるのが、サイネージ経由だけでなくYoutube上からも同時に参加できるという点。

Youtube上で動画ではなくFlashゲームを掲載し、さらにそれに複数人数が参加できるのは今回が初めてだそう。
しかも屋外のデジタルサイネージと連携しているという点では“世界初”。


実際にやってみると、サクサク動いてやりやすい。
最初のゲームでは正直自分がどのプレイヤーなのか分からなかったが、2回目のゲームではスムーズに陣地を取り、全体の70%を塗りつぶして圧勝!!
ちなみに1位の景品はスウェットパーカー(まだ着てないけど)。

サイネージの前にはゲームの案内役としてキャンペーンガールが数人立ち、殺到というわけではないものの、立ち止まって電話をかける人もチラホラ。
(Youtubeからのアクセスは1ゲームにつき2人くらいかな?)

e-mobileとの共同ブースでは東芝のネットブックなどを展示し、ブースへの呼び込みも同時に行っていた。

今回は店頭のサイネージということで、お店に出入りする人を立ち止まらせるのがネックなようだったが、逆に人が長時間滞留するような場所やイベント(たとえばスポーツ観戦とかライブ前の会場とか)であれば、結構盛り上がる仕組みになるのでは?

2009年3月19日木曜日

PEPSIがTWITTERマッシュアップなサービスを展開中。

毎年アメリカのオースティンで行われるSxSW。

アメリカを中心に世界中の音楽コンテンツが集まる見本市であるこのイベントで、前からオフィシャル・ドリンクを提供しているらしいPEPSIが、イベント期間中のバズを共有するサービスを展開。




Twitterをベースに開発されているこのサービスは、イベント中に業界関係者が「○○のライブがよかった」とか「□□は今年注目だな」みたいな口コミを取り交わす様子をリアルタイムで見ることができるほか、緯度経度も一緒にポストされるため、どのライブハウスや会場で取り交わされているかが把握できる。

日本でもフジロックの期間中にフジロックツイッターなんかが勝手に立ち上がったりしていたが、長期間開催されるイベントや複数会場で行われているイベントを盛り上げるにはいい施策かも。


http://pepsicozeitgeist.com/

2009年3月16日月曜日

AmazonがkindleのiPhone/iPod touch App版を発表

AmazonのKindle2、日本にも早く導入されれば出版業界もけっこう変わるんじゃないかなと思うのだが、iPhone/iPod touchのApp版としてもリリースされたらしい! しかもタダで。

書籍をダウンロードする方法がKindleとまったく同じかどうかは分からないが、Kindleで読める書籍はAppでも全て対応しているそうで、2つのデバイスを同期して、最後に読んだ部分を同期させることもかのう。 


デバイスに関係なく「電子書籍を読む」という行為を広く普及させるのが狙い?

2009年3月14日土曜日

WACOMからDJ機器が発売決定!!!!




WACOMってあのペンタブレットの!!??

と一瞬目を疑ってしまったが、そう、あのワコムです。
要はハードディスク内蔵のDJ用プレイヤーっぽいが、ミキサー、エフェクター、さらにはサンプラーも内蔵していて、ライブにも使えそう。

PCを必要とせず、30×30cmのボディとかなりコンパクトな上にコントローラー部分が取り外し可能で、ブースから離れたところでも演奏できるとのこと。
果たしてDJブースから移動したいやつがどれだけいるか分からんが、新しい可能性を秘めていることは確か。

デジタル系のDJはラップトップ・ベースのSERATOとかTRAKTORが主流だけど、PCいらずのこういう機器使う人もでてくるのかな。

あとは使ってるときの見栄えの良さだろーな。
コントローラーが一つよりも二つあった方がなんとなくかっこよさそうと思ってしまうのは、やっぱり2turntableへの固執??


18日より特設サイトもオープン予定。
http://www.nextbeat.net/
乞うご期待!

2009年3月13日金曜日

Post-itがマルチプレーヤー型のインタラクティブゲーム

3MがPost-itを題材にマルチプレーヤー型のインタラクティブゲームを展開中。

しかもターゲットは25~45歳の女性で、リッチバナーを使ってYahoo!、MSN、Cosmopolitanなどから誘導してきているそう。

2~10人で同時にプレイ可能なゲームだそうだが、なぜかログインできない。。。

マルチプレーヤーだけに時間帯によってはアクセスできないのだろうか??


だれかできた方、レポート待ってます。


Draw-it BETA

2009年3月11日水曜日

サイトやコンテンツによってはGoogleよりもFacebookの方がトラフィックを稼ぐ

サイトによってはFacebookの方がGoogleよりも多くトラフィックを流すという調査報告が出たとのこと。


米Hitwiseという調査会社の調査結果だそうだが、FacebookはGoogleの1/3のユニークユーザーしかいないものの(現在5000万UU)、数値は去年の夏以降2ケタ台で伸びていて、例えばゴシップ系サイト、主婦系サイト、動画配信サイトやTwitterへのトラフィックはGoogle経由よりも多いとのこと。


明確な理由は分からないものの、たぶんカギとなるのはコンテンツをどこでシェアするか?ということなのではないか、という意見がある。

エンタメ関連のネタや動画の共有はFacebook内で急速に拡大しているそうだし、主婦系サイトのファンコミュニティなどもFacebook内にできているそうだ。


いまんところはサーチマーケティングといえばGoogleでのSEO、というのが現状のお金のかけ方だが、Google以外のトラフィックが多くなりつつある場所でもどのように目立つか、そしてソーシャルメディア上でのコンテンツ・シェアリングにどのように乗るかについても、同じくらいお金をかける必要があるかもしれない。



情報:Adage Facebook Sending More Traffic Than Google to Some Sites

2009年3月10日火曜日

Depeche Mode "Wrong"

Patrick Daughtersという監督が撮ったDepeche Modeの新作「Wrong」。

Depeche Mode的なダークさとサスペンス・スリラーな感じがかっこいい。


Depeche Mode - Wrong - directed by Patrick Daughters from Bruno Dejonghe on Vimeo.


Feistのミュージックビデオや、そのFeistを起用したiPod nanoのCM“1,2,3,4”も撮っているそう。

2009年3月9日月曜日

教会Drum'n'Bass

UKADAPTAの紹介。


教会での感極まったシーンとドラムンベースをマッシュアップしたモノだが、牧師のラガなMCっぷりに思わず一緒に「JUNGGGGGGGLLLLLLEEEEEE!!!!!!!」と叫びたくなる衝動を抑えられずにはいられない。


教会がホントにこんなドープなノリだったら入信します。




Emerge (William Lamson)




この空虚な感じがなんとも気になります。



他にもループで永遠と眺めていられる作品が多数。


williamlamson.com

Royksoppの新作

1stが良すぎたので2ndがどーもパンチが足りない、というよくありがちな感じだったが、
今回のはこのシングルを聴く限りは1stの良さを復活させた音で期待できそう。

ビデオも相変わらずナイスです。


Happy Up Here from Röyksopp on Vimeo.


彼らはライブがかっこいいので、今年の夏フェスでは必ず見ときたいところ。

2009年3月6日金曜日

Mr.T MAD Remix

この前紹介したスニッカーズのCM、Mr.TのMADものが出てきてます。


Mr.T × Private Ryan





スニッカーズではなく聖書を投げつけるMr.T





Mr.Tと「競歩じゃねぇ 走ってんだ!」と主張するデブ

Skittlesが商品サイトを全てソーシャルメディアに移管




アメリカのお菓子Skittlesが自社サイトに商品サイトを抱えることをあきらめ、全てソーシャルメディアにお任せすることにしたそう。


実際にhttp://www.skittles.com/のURLを打ち込むと、なんと普通にWikipediaに飛ぶ!こりゃすごい。
Wikipediaの上にはFlashのレイヤーがかぶせられていて、そのナビゲーションの中にある「書き込み」や「友達へ教える」をクリックすると、TwitterやFacebookへつながる仕組み。
ようするには自社では一切コンテンツを持たず、すべてはWebユーザー&Webサービスにお任せ、というスタンス。

よく言えばデジタル・ネイティブのことを第一に考えたよい戦略、悪く言えば「あきらめすぎじゃね?」という見方もできなくもない。


今後も「ネガもポジも両方きちんと受け入れていくつもり」というどーんと構えたスタンスで望んでいくらしい。Mars心が広いなぁ。

DE DE MOUSE LIVE

DE DE MOUSEのレコ発ライブに誘ってもらい、超ヒサビサに渋谷Wombへ。
(何年ぶりだろう?)

EXT Records時代の音やミュージックビデオを観て「このヴォイス・サンプリングのネタを考えついたのはすげぇなー」と感心していたのだが、バンド形式でのライブパフォーマンスはずいぶんイメージとちがった。

よりポップでキラキラな上に、始終クネクネ手を動かすちょこっとA系なボディ・アクション。こんなんだったのかぁー。

しかし間に挟んだBeastieBoysの完コピパフォーマンスとTMNの“Get Wild”ネタ、そしてソロパフォーマンスでの新曲は、想像してた通りのDE DE MOUSE。

メジャーに行ってもここらへんをきちんとやってのけるのはエラい!


それにしてもこのビデオはほんとカッコいいっす。




そしてライブ。


DE DE MOUSE "baby's star jam live" from gao on Vimeo.


そして間に挟むTMNネタ。


DE DE MOUSE "baby's star jam live" from gao on Vimeo.

ほんとに意味でMacを使いこなしてるミュージックビデオ

Kdaisさんに教えてもらったミュージックビデオ。




これこそMacをほんとの意味で使いこなしている!!

2009年3月5日木曜日

FUJI ROCK 09の出演アーティスト第1弾決定

FUJI ROCK 09の出演アーティストの第1弾が発表!!!!

正直言っておれの夏休みはこのためにある!!!!



すでにサマソニも発表されてるが、相変わらず対照的な内容。濃いなぁ~。

まずメルヴィンズにはビビった。
グランジ再評価の流れで名前がNIRVANAの兄貴分として名前が出てくることはあったけど、
実際に知ってる人はあんまいないんじゃなかろうか?

そしてバッドブレインズ! 元祖ハードコアバンドにしてすでにミクスチャーがない時代から
存在自体がミクスチャーだった彼らは一度拝んでおきたいっす。

ダンス系もディプロにフェイク・ブラッドにシミアンにロイクソップ、そしてベースメント・ジャックス!
ほんと楽しみです。

サマソニも今年はエレクトロ系のアーティストが充実してるので、日にちによっては行きたいなと検討中。


出演アーティスト第1弾

2009年3月4日水曜日

Pearl Jamのアルバム再発記念ゲーム



Pearl Jamのデビューアルバム“TEN”がリイシューされた!!


音楽史上シアトルが世界的に最も輝くきっかけを作ったPearl JamとNIRVANAは、
ロックの中では自分が最も影響を受けたバンド。

当時のシアトルとそのユースカルチャーの雰囲気を完全に体現してた音だったし、
いまだに引っ張り出して聴いても色褪せない音を出してると思う。

カート・コバーンが死んじゃったのでどうしてもNIRVANAの伝説が先行しがちだけど、
どっちかというと自分はPearl Jamの方が好きだったかも。

2nd以降はけっこう音が変わっちゃった感じもあるけど、いまだに現役で成功しつづけ
且つインディペンデントな姿勢を貫いてるのは彼らくらいか。
(あ、毛色は違えど同じ時期だとレッチリもいるか)


で、今回の再発のキャンペーンとしてオープンしたのがTen Gameというインタラクティブサイト。

懐かしいTENのロゴをフックに3Dパズルゲームをコンプリートしていくことで、
アルバムの楽曲が聴けるという仕組み。
パズルを解くタイムも他のユーザーと競うことができる。

最近の再発ネタではビースティーがSNSをオープンしたりしてるが、過去の記憶を
楽しんだりできると同時に、新しい“今の”ファンも取り込むためにはこういう
仕掛けも必要なんだろう。

再発にしては金かけ過ぎじゃね?とも思うが、国際的なセールスを考えると予算は
けっこうあるのかな?

Pearl Jam Ten Game

景気低迷でLinkedInのユーザーが急増

米国内の景気低迷でビジネスマン向けSNSのLinkedInのユーザーが急増してるそう。
(おれのところにも何通か招待メールが届いてたな)

現在3600万人が登録し月間77万UUを記録(1年前は36万UU)。

職がなくなれば求人案内に注目が集まるので、ビジネスを通じた友人との付き合い&転職の両方に役立つLinkedInに人が集まるのも納得。

でも失業率が高まっているアメリカで、周りの友人も含めて職がない状況になったらどう機能するんだろう?

結局需要はあるのに供給できない、って状況に陥るのでは??