2013年4月17日水曜日

良い“山財布”求む

山登りをしていると、普段街で使っているモノが途端に使いにくくなったりすることがあるが、財布もその一つではないか。

筆者が普段使っているTUSHのレザーウォレットは長年愛用しているお気に入りなのだが、ポケットからはみ出す長めのデザイン、武骨なレザー、ごついレザーチェーンは、デニムとの相性はバッチリでも山ではとても便利とは言えない。雨や泥で革を汚したくないし、このサイズでは屈んだり岩の上に座った時におしりに食い込んだりしてとても不便だ。

そもそも登山やクライミング用のパンツはヒップポケットがなかったり小さかったりするので、財布を入れるには適してない場合が多い。
また、ハーネスをつけたり、前かがみになったりする時、おしり周りに何かが入っていると動きの妨げになり、やがて疲労や怪我につながる可能性もある。

財布はポケットに入れるよりもバッグにぶらさげるか、首や肩からぶら下げる方が取り回しもしやすい。


で、どんな財布を選ぶかだが、これがまだパーフェクトな財布に出会えていない。


最初に買ったのは、Granite Gearのハイカーウォレット。




Granite Gearはカラーリングもいいし、生地の耐久性もあるので前から試してみたかった製品。
カラビナが付いてくるのでバックパックのウェストハーネス部分にひっかけたりして使える。

サイズは大小2種類あり、どちらを買うか迷ったが、小ぶりの方がいいかなと思って小さい方を買ったのが間違いだった。
小サイズの方では財布の中に指を入れるのがとてもやりにくい。ジッパーを目いっぱい開けても、中の小銭を取り出すには一度全部取り出してみないと小銭を選べないし、中を覗くには小さすぎる。

そもそもお札とカードを入れるにはギリギリのサイズ過ぎて、入れたら最後、取り出す際には札束がグシャグシャになって出てくる始末。
生地の撥水性は高いものの、ジッパー部分は止水ではないので強い雨には注意が必要。

色のバリエーションは多いし、プロダクトとしてはとてもかっこいいので、もし選ぶなら絶対大きい方を選ぶべき。

いまは家の鍵などそんなに取り出さないものを入れるための袋として使っている。


で、いま使っているのはmontbellのO.D.Wallet




筆者はこの財布に、別売りのショルダーストラップとカラビナを取り付けて、肩から斜め掛けにして使っている。

この財布は生地が沢登りのバッグとかで使うような防水素材で、がま口部分をロールアップしてマジックテープで留めるので、中に水が入ることはまずない。

前面にメッシュポケットがあるので、ここに切符や小銭など見えとくと便利なものを入れられるのもいいのだが、自分の使い方がよくなかったのか、使い始めた初日でいきなりこのメッシュポケットの下部分がやぶれてしまった。おかげで小銭を何枚か落としてしまうハメに。。。(もの持ちいい方なんだけどな)

本体が壊れることはそうなさそうなので、今も使っているが、生地が固いので若干中身を取り出しにくい。慣れればどーってことないが、もう少し横に長めのデザインであれば、カードをいくつか入れていても取り出しやすいだろう。

ちなみに中にお札を入れる時は、財布からお札をスムーズに取り出せるよう、札束にして折るのではなく、お札を一枚ずつ半分に折ってから入れるようにしている。

ショルダーストラップで肩掛けにする方法は、すぐに財布を手に取れる一方、屈んだり岩場に手をついたりする際、ひっかかったりお腹の前に来て食い込んだりするため、なんとかならないものかと試行錯誤をしている。


やはり財布単体でぶらさげるよりも、サコッシュのようなものに他の小物と一緒に入れて持ち運ぶ方がよいのだろうか。
コンパスや携帯電話、ティッシュなど、いくつかの小物入れに別けてそれぞれ取り出しやすい場所に入れているのだが、全部サコッシュに入れてしまうという方法も試してみたい。


で、サコッシュと言えばいま一番気になってるのがこれ。




WANDERLUST EQUIPMENTという、日本のUltra Light系のインディーズブランドで、リップストップナイロンと止水ジッパー、そして立体的なデザインになっているため、身体にフィットし、バッグがやたら動くことを抑えているそうだ。

この手のブランドはカラーバリエーションがなかったり、そもそも色がダサかったりするのだが、色合いもいいし、ストラップも写真で見るかぎりではかっこいい。


さらにブランドの製品を見てみると、、、なんと財布もあるじゃん!



実際に手にして見たわけではないので、使い勝手はまだ分からないが、サイズ感などはちょうど良さそう。


色々試してみたいが、財布ばっかり買ってもしょうがないので、まだまだ悩む日々が続きそう。