アル・ライズとジャック・トラウトの著書「ポジショニング戦略」が新版として再発された。
入社1週目、マーケティングや広告のことなんてサッッッパリ分からない自分に、当時の師匠が「2日で読んで、感想聞かせて」と渡してきたのが、この本の初版。
それ以来、自分にとって、広告を考える上で基本スタンスとなったこの本。最初に世に出たのは70年代後半だったそうだが、当時の広告業界を席巻したそうだ。
mojaometalにも貸したし、HORISOHにも貸し(相当勘違いしてたっぽいが)たりと、周りの人にもけっこうおすすめしてきた本だ。
そして今回の新版にあらためて目を通してみて感じたのは、30年ちかくたった今でもしっかり通用する内容だということ。
この本が書かれた時代以上に、モノやサービスは世の中にあふれ、その中で生活者の頭を占めることができる商品は非常に少ない。
だからこそこの「ポジショニング」という言葉について考えることがとても大切なのだと思う。
いまでは「ポジショニング」という言葉はしょっちゅう耳にする言葉だが、単に動詞として使っちゃってるケースも少なくない。むしろ「見込み客の頭の中に商品をどう位置付けするか」という視点から使われることのほうが多いのではないか??
まだ数ページしか読みなおしていないが、読みながら「そうそうそーだよなぁ」と納得させられる内容。
音楽にも何度聴いても感動する名盤があるように、こういう本にも何度読んでも感銘を受ける名著があるのだ。
1 件のコメント:
私にもかしてください。
コメントを投稿