2008年6月26日木曜日

UNICLOCKとHALO

カンヌでUNICLOCKがTITANIUM、HALOがINTEGRATED部門のグランプリに輝いた。
日本のキャンペーンが受賞したのは嬉しいが、「これが評価されるのかぁ」というのが超個人的な感想。

もちろん、世界共通で親しみを持てる内容で、音と映像が時計という共通フォーマットとリンクしながら飽きさせることなく楽しませてくれるものに仕上がっているのは凄いとおもうのだが・・・

でもたぶん自分でどこか納得いってないのは、

・FPMの音楽がカッコよくない。
・「おれセンスいい」的なクールなデザインが好きになれない。
・ぶっちゃげ女の子があんま好みじゃない。。。

という超個人的な趣味嗜好から来てるんでしょう。



それに比べてHALOは、

・超リアルな実写映像を一発見ただけで惚れ込んだ。
・基本的に戦争映画が好き。
・小学生の頃、ジオラマにハマった時のことを思い出させた。
・基本的にドキュメンタリーものが好き。
・基本的にどことなく悲しい設定が好き。
・ジオラマサイトの音楽担当がRichard Divine。

という個人的なツボのド真中だったので、超ハマりましたコレ。

ちなみに僕はまったくゲームをやらないしハードも持ってないが、
HALOキャンペーンを見て思わずX-BOXを買いに行きそうになった。


という、超個人的な感想でした。

2008年6月20日金曜日

ニコ動、「アルス・エレクトロニカ」のデジタルコミュニティ部門で受賞

アルス・エレクトロニカのデジタルコミュニティ部門で、なんとニコ動が栄誉賞を受賞したらしい。

アルス・エレクトロニカといえば欧州でも最も大きなメディアアートの祭典の一つ。

ニコ動はスゴいと思うが、メディア・アートの分野から評価を得る、ということにちょっと意外性を感じてしまうこと自体、日本のソーシャルメディア、ソーシャルカルチャーに対する国内と海外の見方の違いなのかなぁと感じた。


ハプニング

M・ナイト・シャラマン監督の最新作「ハプニング」のブログパーツ。

バナーをクリックすると、サイトの画像やテキストなどすべてのパーツがガラガラと崩れ落ちていく。。。

思わずあっけにとられて画面をぼーっと眺めてしまった。


「ハプニング」blog parts

2008年6月2日月曜日

TEN THOUSAND CENTS

Goodby, Silverstein & Partnersに日本人のアートディレクターがいるとは知らなかった。
数年前から世界のインタラクティブ広告業界の賞を総舐めにしている広告会社で、AdAgeでもAgency of the yearに選ばれている。

アメリカのクリエイティブ・エージェンシーで働くのってどんな感じかなぁ~・・・なんてOL風に憧れのまなざしでぼんやりと考えてしまいつつ、この日本人アートディレクターのカワシマ・タカシ氏が作った実験的なサイトをチェック。


100ドル紙幣を1万パーツに分解し、AMAZONのcrowdsourcing bazaarを通じて集まった不特定多数の人間が、各パーツをWeb上のツールを使って描いていく、というもの。
参加する人間は、最終的にそれが100ドル札になる、ということはまったく知らないまま、支払われる報酬のためだけに描き続ける。
1パーツごとに支払われる金額は1セント。

完成した絵は、100ドルで買えるそう。ちなみにその100ドルは寄付へまわる。


クラウドソーシングなど不特定多数の人間によって知識やコンテンツやモノが出来上がっていく様をなぞった形で行われたそうだが、出来上がったものに大した意味があるのかどうかは置いておいて、単純にどこへ行くかよく分からない行程を追っていくのは根気のいることなんだろうなぁと、とりあえず合掌。

ちなみにこのプロジェクトへ参加してきた人を国ごとに見ると、インドや中国、フィリピンやエジプトといった国の参加者の働きっぷりが目覚ましいものだったそう。
ネット環境の普及にも関わらず、日本からの参加者は1人のみ。
アメリカが大多数を占めたが、ほとんどの人の参加時間は2分程度、インドや中国は30分以上使ってる人が多かったそうだ。
こういったインターナショナルな動きへの参加態度にも、お国柄が出るものだなぁと実感。あとやっぱり日本人は英語に弱いのか。