Goodby, Silverstein & Partnersに日本人のアートディレクターがいるとは知らなかった。
数年前から世界のインタラクティブ広告業界の賞を総舐めにしている広告会社で、AdAgeでもAgency of the yearに選ばれている。
アメリカのクリエイティブ・エージェンシーで働くのってどんな感じかなぁ~・・・なんてOL風に憧れのまなざしでぼんやりと考えてしまいつつ、この日本人アートディレクターのカワシマ・タカシ氏が作った実験的なサイトをチェック。
100ドル紙幣を1万パーツに分解し、AMAZONのcrowdsourcing bazaarを通じて集まった不特定多数の人間が、各パーツをWeb上のツールを使って描いていく、というもの。
参加する人間は、最終的にそれが100ドル札になる、ということはまったく知らないまま、支払われる報酬のためだけに描き続ける。
1パーツごとに支払われる金額は1セント。
完成した絵は、100ドルで買えるそう。ちなみにその100ドルは寄付へまわる。
クラウドソーシングなど不特定多数の人間によって知識やコンテンツやモノが出来上がっていく様をなぞった形で行われたそうだが、出来上がったものに大した意味があるのかどうかは置いておいて、単純にどこへ行くかよく分からない行程を追っていくのは根気のいることなんだろうなぁと、とりあえず合掌。
ちなみにこのプロジェクトへ参加してきた人を国ごとに見ると、インドや中国、フィリピンやエジプトといった国の参加者の働きっぷりが目覚ましいものだったそう。
ネット環境の普及にも関わらず、日本からの参加者は1人のみ。
アメリカが大多数を占めたが、ほとんどの人の参加時間は2分程度、インドや中国は30分以上使ってる人が多かったそうだ。
こういったインターナショナルな動きへの参加態度にも、お国柄が出るものだなぁと実感。あとやっぱり日本人は英語に弱いのか。
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