旧東横線桜木町駅の高架下の壁がついに取り壊されるそうだ。
あそこには何十年も続くグラフィティの歴史が刻まれていて、有名なグラフィティライター達のピースが一挙に拝める場所としては、関東ないしは日本でも最大級の場所なのではないか。
高校生のころからずっと見て来て、
On The Wallを手掛ける
KOMPOSITIONの寺井さんと繋がるきっかけにもなった場所だけに、なくなってしまうのは悲しいが、中に水が浸透して倒壊の恐れがあるのでは仕方ない。
壊したあとは遊歩道を作りつつ壁も新しく建て直し、新たに絵を描けるスペースを設けて描くうえでの基準やルールも作るそうだ。
しかしもともと自分の存在をその場所に示すこと、そして社会のシステムに対するある種のアンチテーゼの意味合いが強いのがグラフィティである以上、ルールの枠に収まりきるかは微妙なところ。
たぶん新しい壁ができたら、誰が新しい壁に派手にbombするかで競争になるだろう。
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