Horisohが買ってきた「世界地図2008年版」という本が意外と面白かった。
世界のネットの普及率や携帯の普及率など、いろんな統計が載っているのだが、ちょっと目を引いたのが「各国の外国人労働者数」。
1位:アメリカ 2242万人(15.2%)
2位:ドイツ 382万人(9.3%)
3位:カナダ 315万人(19.9%)
4位:オーストラリア 260万人(24.9%)
5位:スペイン 169万人(8.1%)
18位:日本 18万人(0.3%)
移民の国アメリカは当然のごとく1位、陸続きの欧州がトップ10内に入ってきている。
日本はランキング上では特に高い位置にいるわけではないが、興味深いのは日本の外国人労働者が従事する職種の割合。
ランキング上位の国の雇用状況が「農業」「鉱工業」「建設業」「小売・ホテル業」「医療・教育・社会サービス」「家事サービス」「公務」などバランス良く配分されているのに対し、日本の雇用状況は62.2%が「鉱工業」に属していて、職種に大きな偏りがある。
先進国の中でも日本のランキングが比較的低いことから来る国内での認識の低さと、雇用状況の偏り、こういった条件が日本人の、非白人外国人に対する見方・感じ方と結びついているような気がした。
アメリカに住んでいたときは、アジア人として“目に見える差別”を食らったことは何度かあった。そういった時はよく肌の違いについて子供ながらに考えた覚えがある。
日本には“見えにくい差別”があるような気がする。見えない、というか日常にブレンドされていて捉えづらい、無意識な感じ。
この辺は、機会があったらいろんなな在住外国人の方に聞いてみたいところ。
まずは雇用職種のバランスを整えていくことからだろうか?
今がわかる時代がわかる世界地図 2008年版
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